ブロードバンドとは
「ブロードバンド」「ブロードバンドネットワーク」という言葉は、最近になって特によく聞かれるようになってきた言葉です。いったい「ブロードバンド」とは何を意味しているのでしょうか。
ブロードバンド(Broadband)という単語は、日本語で「広い帯域」を意味します。つまりブロードバンドネットワークは、直訳すると広い帯域を利用するネットワークということになります。 と言ってもまだ何の事かわかりませんが、技術的な定義はさておき、これは今までのモデムやISDNを使ったインターネット接続とはまったく違う、新たなインターネット接続方式と考えればよいでしょう。
ブロードバンドと従来の接続方式との違いを三つ挙げるとすると『高速』『常時接続』『定額料金』です。 ひと口にブロードバンドと言っても、私たち一般ユーザが利用できる方式にはいくつかの方式があります。そのなかでも代表的なものが、『ADSL』『CATV』『FTTH(Fiver To The Home:光ファイバによる接続)』 と呼ばれる方式です。
ブロードバンドのメリット
ブロードバンドとは従来のモデムやISDNといった方式に比べると超高速・大容量の通信インフラであり、音声や動画などの大容量データも驚くべき速度で送受信できます。しかも常時接続が前提なので、従来のようにダイタルアップという概念は存在しなくなります。
またダイヤルアップの場合、利用者が混み合ってる時には「話中」でつながらない、いざ使おうと思ったときにプロバイダが話中でいつまで経ってもつながらないと言うような事になった経験もあるかと思います。
ブロードバンドなら電話のように話中は存在せず、常時「つながっている」状態なので、パソコンさえ起動すればいつでもインターネットにアクセスする事ができます。定期的にメールが届いてるかどうかを調べるような場合にも最適です。
そしてブロードバンド接続の場合、そのほとんどが定額方式の料金体系となっており、ADSLで接続した場合にはプロバイダのほかにNTTにも回線接続料を払う必要がありますが、電話とは違ってこちらも料金は定額方式です。 つまり何時間使っても、どれだけ大量のデータをダウンロードししても支払う金額は常に一定というわけです。これまでのように電話料金を気にしながら使う事はもう無いのです。
ブロードバンドの種類
■ xDSL(Digital Subscriber Line)
xDSL(Digital Subscriber Line)は1989年に米国地域電話会社(RBOC)が共同出資する研究会社ベルコアが開発したもので、現在使用の電話線(メタルケーブル)を使用し高速デジタルデータを伝送する方法です。
つまり、新たにケーブルをひきなおすことなくインターネット接続ができるので、導入時の工事費が安上がりになるというメリットがあります。 ユーザー宅と電話局を結ぶメタルケーブルの両端にxDSL装置を設置して高速デジタル伝送を行ないます。ADSL,HDSL,SDSL,VDSL,CDSLと様々な規格が存在しますが、中でもADSLが幅広く実用化されていおります。
■ CATV(CAble TeleVision)
ケーブルテレビ用に敷設された同軸ケーブルを利用してデジタル信号を伝送する方式です。
通常のテレビ信号と並行してデータを伝送できるので、テレビの視聴とインターネット接続とを同時に行う事ができます。 すでにケーブルテレビを使ってテレビを見ている家庭であれば、ADSLと同様、新たに配線をやりなおす必要はありません。接続はケーブルテレビ用チューナ(ホームターミナル)とは別に、ケーブルモデムと呼ばれる専用の装置を設置して行います。パソコンとの接続にはEthernetを用います。
通信速度が数Mbps(加入者数による)と企業向け専用線並みに高速で、月額数千円程度の常時接続サービスのため、インターネットのヘビーユーザを中心に急速に普及しております。 ただ新規にCATVを契約する場合には工事が必要になってしまうのと、プロバイダを自由に選べないと言う点はちょっとマイナスポイントです。
■ FTTH(Fiver To The Home:光ファイバ接続)
局から家庭までデータ用光ファイバを敷設し、10〜100Mbpsという高速で接続する方式です。xDSLやCATVと違って、上り下りの速度が等しくなる対称型のサービスです。
NTT東西のBフレッツ、有線ブロードネットワークスなどが都市部を中心にサービスを行っております。 いずれもADSLよりは高価ではありますが、通信速度が高速なことを考えればむしろコストパフォーマンスはかなり高いと言えます。 またエリア内であっても電話局からの距離やノイズの影響などシビアな面があるADSLと比較すると回線の安定度も高くコストパフォーマンスはかなり高いものです。
ただ現状ではサービス地域が狭く、FTTHサービスは現在のところ利用できるのが大都市圏などのごく限られた地域だけです。 また契約時には新規に配線工事が必要となるので費用がかかり、こうした配線工事が可能な住宅に居住しているといった条件も出てきます。これらの条件を満たしている場合には極めて魅力的な選択肢となるでしょう。




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